旦那さんや奥さんが教員を辞めたいと悩んでいる人向けの記事です。
パートナーが教員を辞めたいって言いだした。どうすれば良いの?
配偶者として、どのように対処すれば良いか知りたい。
そんな疑問を解決します。
この記事を書いている私は教職に10年勤め、実際に教員の仕事に耐えられず退職しました。
教員として勤務している時にも、何人もの同僚が病休したり、退職したりする姿を見てきています。
何度も病休から復帰し、また病休、休職をとる教員も見てきました。
きっと、あなたの旦那さんや奥さんも、教員の仕事に勤めていて、とても辛い思いをしていると思います。
他の仕事に就いている人には分からないブラックな職場なので、この記事が参考になれば嬉しいです。
私が教員を辞めて転職してどうなったかは下記の記事を参考にして下さい。
教員の仕事は超絶激務でストレスを感じている事を知ってほしい
まず、教員の仕事は超絶激務だと、理解して下さい。
私は教員の経験があるので、もし配偶者が教員で『辞めたい』と言ったら、『そうだよな。うん。分かるよ』って思います。
どの先生も、結構ギリギリの精神で働いています。
教員が教室にいる時のストレスは『戦場にいる兵士とおなじぐらい』とまで言われており、教員の経験が無い人の想像以上にキツイ仕事です。
私は転職して、ストレスが90%OFFだと感じているので、この体感はあながち間違いないはず。
なので、『教員を辞めたい』と思っている配偶者に無理やり仕事を続けさせるのは、最善策じゃない可能性もあります。
もちろん、ご家庭や子どもさんもいると、なかなか教員を辞める事を認められないかもしれませんが、旦那さんや奥さんの話をきちんと欲しいです。
教員が辛かったら辞めても大丈夫です
教員が辛くて辞めたい旦那さんや奥さんがいて、実際に退職しても大丈夫だったりします。
もちろん収入が減って贅沢はできないかもしれませんが、普通に生きていく事は可能です。
その前に、一回冷静に考える機会を持つことも大切ですが、教員を辞めても意外に大丈夫なので安心して下さい。
私も実際に教員を辞めましたが、何とか生きています。やっていけますよ。
ですが、いきなり辞めてしまうのは現実的ではないので、教員を退職する前にしておくべき対処法を紹介します。
対処法①一度教員の仕事中に病休を取得して考える
対処法の1つとして一度病休できそうなら、休むのもアリです。
教員は3か月の病休を取る事ができ、その後復帰するか休職するか選べます。
休職になるとさらに数年休む事ができますが、復帰の際は復帰プログラムなどを受ける必要があります。
少し手続きが複雑なので、できれば3か月の病休で考えて、今後を判断して下さい。
ただ、病休を取るためには、心療内科に通い、診断をもらう=精神安定の薬をもらって治療する事になるので、少し心配です。
薬を飲むほどの心理的に重症なら仕方がありませんが、薬を飲んで薬依存になるのも怖いので、できれば病休をとらずに今度を考えれると良いかなと思います。
病休は最終手段だと思って下さい。
対処法②教員を退職して、講師になっても大丈夫
周りに常勤講師で生計を立てている人もいます。
お給料は正規教員より安いですが、男性の講師の先生で奥さんもお仕事に行っていますが、しっかりお子さんを育てている家庭もあるので、問題ありません。
少し待遇は不安定で心配な所もありますが、講師だと1年で異動できて環境が変わるので気楽ですし、講師の募集も今の所は多いので、よっぽどでなければ仕事が無くなる事もありません。
教員を辞めて、あえて常勤講師で生きていく道を選ぶ先生も多いです。
対処法➂教員の在職中に転職するのもアリ
一度転職サイトで転職先を探すのもおすすめです。
年齢と希望職種を検索して、自分の希望の合う仕事があれば在職中でも応募できます。自分の希望に合わない仕事ばかりなら、『やっぱり教員が一番』と思う事もできます。
実際に転職活動をしてみて、採用されない経験をたくさんする事で、他に仕事が無いと知り、教員の良さに改めて気づくこともできます。
人間は『やった後悔』より『やらなかった後悔』の方が強く感じることが多いです。
実際に『転職活動』を経験させてみて、『やらなかった後悔』を潰すのもアリです。
転職活動をしてみて、良い企業に転職できれば、それはそれで成功です。
私が実際に使った転職サイトは下記の記事を参考にして下さい。
関連記事:【超厳選】教員におすすめできる転職サイトってどこ?【結論です】
【補足】辞めるなら早い方が良い
辞めるなら早い方が良いと考えています。
40代以上になると求人もグッと減りますし、未経験からのスタートになるので給料もがくっと減ります。
30代~40代で転職しておけば良かったという意見もたくさん見るので、もしパートナーが退職したいと考えているのなら、早めに転職活動をさせてみる事がおすすめです。
もう転職しにくい40代後半から50代で辞めてしまうと、絶望しかありません。
【補足】1度病休や休職をもらうのもOKですが注意が必要です。
辞める前に1度病休をもらっても良いと紹介しましたが、注意点があります。
私の同僚だった人で
勤務→休職(数年)→復帰→休職(数年)→復帰→休職…を繰り返している人がいます。
一緒の学校に勤務していましたが、復帰期間より休職している期間が長い人でした。
その人は優しい人だったんですが、何というか『人生を諦めている』ような人でした。
お子さんもいらっしゃる男性なんですが、覇気も無く、人生を諦めているようで、どんなにお給料がもらえたとしても『休職している』という事実が彼を追い詰めているようで、人生を楽しんでいないようでした。
せっかく休職して休んでいても、人生が楽しめない期間ばかりなんて、もったいないと思います。
人生一度きり。
家庭や家族を守ることも大切ですが、人生を諦めているようなパートナーを支え続けるぐらいなら、相手がいきいきと働ける環境に転職させるのも悪くはないように感じています。
旦那さんや奥さんが教員を辞めたい場合、あなたはどう対処しますか?
旦那さんや奥さんが教員を辞めたい時の対処法を紹介しました。
まずは、当たり前ですが、パートナーの話をしっかり聞いてあげて下さい。
私も教員を退職する時に母親に相談しましたが、結構頭ごなしに反対されて辛い思いをしました。
退職しようと思っている彼・彼女が一番『辞めるべきではない』と自覚している上での相談なので、話を聞いてあげて下さい。
そして
の中から、納得できる選択をしてもらいたいと思います。
おすすめは在職中に転職活動をする事です。その人の市場価値も分かりますし、教員との待遇も比較して『どっちに進むべきか』考える機会になります。
一番してほしくないのは退職してしまう事です。退職してしまうと、転職活動中に焦りが生まれて、行きたくない企業に就職してしまうのでおすすめできません。
病休や休職をして考えるのもアリですが、心療内科に通うことになり、精神を落ち着かせる薬が処方されます。どうしても心がしんどい場合は通院するべきですが、そうじゃなければ避けて欲しいです。
あなたのパートナーは教員になるほど人に教える事が好きな人で、責任感もあるかと思います。その人が苦しんでいる姿を見ているあなたも辛いと思います。
私も実際に教員を辞めようとした時は、本当に辛くて、泣いたり、無気力だったり、辛い毎日を過ごしていました。
今は転職してお給料は減りましたが、毎日元気に過ごせています。
教員を辞めたぐらいで、旦那さんや奥さんの価値が下がるわけではないですし、人生はいつでもやり直しができます。
じっくり話し合って、良い解決策を探して下さい。
私が実際に使った適職・適性診断は下記の記事で紹介しています。設問165問もあり、向いていない仕事環境も分かるので、教員の仕事環境を振り返る参考になりました。